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40数年の商売で印象が深かった出来事 その1 [過去記事]

この商売を開業して間もなくですから、まだ20代前半でした。

当時は高校生や少年たちがたくさん、

「兄ちゃん、姉ちゃん」と慕ってお店に出入りしていました。

当時は盗難なども多く、結構やんちゃな子のもいましたが、

(出入りする子にはそんな悪さをする子はいなく、かわいい子ばかりでしたね。)

いきさつは詳しくは記憶にないのですが、私も正義感の塊みたいな性格もあって、

ある日、そんな常連の子が盗難の被害にあい、見つかった加害者を私は叱りつけた事がありました。

盗んだ挙句、川に捨てたその本人に電話で諭すつもりだったんだけど・・

その少年もだんだん感情的になり、チンピラさんの常套句まで飛び出してくる。

「博多湾にコンクリート詰めして沈めてやる!」とか、

「怖い筋の知り合い連れて来るぞ!」とか云々。

普段が上品な私も(?)流石に少し切れてしまいましてね( ^ω^)・・・

「おう、来るなら来やい!」と姉御バージョンになってしまった訳です。


すると、その日の内にお店の前に明らかに〇〇〇風の黒塗りの車が数台横づけされて、

そこからゾロゾロとガタイのいいお兄さんたちが本当にやってきたんですよ~(笑い)

ひゃ~うきうき~・・当時はこういう方のお相手が苦手でなかった私。

「まぁ彼も頼もしいお友達がいるのね~」と言いながら、事の善悪を説き対応すると、

「今日は姉御の顔を立てて帰ります!」と素直に引き上げてくれました。

まぁ、話が通じる〇〇〇さん達でラッキーだったのかもしれませんね。


今はすっかり気弱になってしまった自分ですが、こんな元気な時もあったんですね。

歳をとるってこういう事なんだなぁ・・・とつくづく感じる今日この頃です。


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