お互い様の気持ちをもって! [過去記事]
この商売であまり嬉しくないのが事故修理や保険の事故対応で、
極力自店販売車両以外の事故車の見積もりなどお断りしたいところです。
ずいぶん昔の話です。
学生さんのバイクと車(運転者が地元の住人)との事故です。
この学生さんが、損害個所を「あそこも、ここも」と追加指摘される。
事故に仲介はできないが、そういう事が嫌いな自分は
「事故は、お互い様の気持ちをもって、そこそこで歩み寄るべきよ」
「今度、逆に加害者になった時の事を考えて!」と言うと
「今度、加害者になった時に、逆に痛い目に合うかもしれないので、
今被害者の時こそしっかり請求する!」云々と反論する学生さん。
実はこの自動車の運転手さんの方は、ちょっと怖い系の職歴アリを知っていたので、
これ以上揉めたらこの学生さんの方が困ることになるのでは?と彼の事の方が心配にもなった。
彼にそのことは伝えずに、人として・・善意で接すると、自分にも善意で返ってくること、
その逆もある事等、必死に涙目になりながら、このかたくなな青年に訴えた。
この言い争いの翌日、この若者が
「おばちゃん、おばちやんの言う通りと思いました! 修理は予定箇所でお願いします!」
と、言ってくれた時は本当に感動でうれし涙を流してしまった。
心から向き合って訴えたら、人は特に若い子はちゃんとわかってくれると実感した体験でした。
どんな事故でも、一貫してお伝えする事。
たとえ被害者事故であっても多少の痛みは負う事は仕方ない、
決して事故で得をしてはいけない!という事です。
どなたも素直にうなずいて理解してくださるのが嬉しい。
お客様たちが素晴らしい方ばかりのお陰かもしれないが・・。
コメント 0