可愛い新入学生 [過去記事]
小学生じゃありません。今年も遠く故郷を離れ新大学生がこの地にも訪れています。
地元を離れ入学に関しては沢山のお金もかかるのに、
更にバイクまで用意してくださる親御さんもいらっしゃる。
郷里を離れ、さぞ心配もしてあるはずなのに・・・「どうぞお願いします！」と、
頭を下げて頂くご両親の姿に、託されている気持ちが痛いほど感じ、
私達も我が子に重ねて成長を見守りたいと思う。
先日は納車の時社長が何度もお店と、ご自宅と往復していた。
納車したけど練習する場所がなかったので、もう一度お店の前で練習させるために
いったん下したバイクを積み替えて、戻ってきたのだ。
何度か、お店の前で練習した彼だったが、更にまだ一人で帰すのが心配だからと、
またトラックに載せて自宅近くまで送っていった。
普段は意外とクールな社長殿が・・・。
やっぱり我が子を重ねて心配してるんだ・・とほほえましく思えた。
昨日閉店前、「バイクのエンジンがかかりません！どうしたらいいですか？」と電話があった。
「私は誰で、どこで、どのような状態で、どうしてほしいのか？」を説明せずの電話は学生さん
の特徴だ。少しこちらから質問をしてやはり、先月スクーターを買われた
新入生さんのお一人とわかった。
「ガソリンは入っている？」 「どこを見ればいいんですか？」
「メーターに表示が出ているでしょう？」「わかりません」
「買って今までガソリン入れたことある？」「ありません」
「はぁ～」。。。さすがタクト！凄い燃費イイ～(￣∇￣;)ハッハッハ。
納車の時は2ℓ位しか入れてないのでそれで一カ月以上走れるのはすごい！
近くのガソリンスタンドを教えて、「エンジン掛からなかったら電話して！」と電話を切った‥
けど。。。やっぱり私も、心配でならない。
「詳しい場所も聞いていなかったけどとりあえず行ってくる！」と
スクーターのカゴにポンプと容器を載せて
暗くなった道を隣町まで走った。（片目が見えないので夜は怖いけど）
見つからない彼を、社長に電話で確認してもらい近くまで行くと・・・
「やっぱり来てみてよかった！彼は少しも移動せずその場で立ちすくしていた」
早速自分のバイクからガソリンを少し抜き、彼のガソリンタンクに移した。
もちろんエンジンはすぐかかる！
地理がわからないであろう彼が迷わないようにガソリンスタンドまで先導する。
「後ろの彼のライトがまぶしい！」
信号待ちしているときにライトの上下の仕方も教えなくちゃいけなかった。
お店に近くのガソリンスタンドに入る。
「ガソリン入れ方わかる？」「わかりません！」
セルフのガソリン給油を自分も得意でないのに・・・偉そうに教えた（笑い）
納車の時、説明しているはずだけど‥ガソリンゲージの見方も確認！
全ての任務完了！「気をつけて帰るのよ！」見送った。（ホッ～）
かわいい子供たち。安全運転でバイクと一緒に楽しく充実した4年間を過ごしてほしい。
そして大きく成長した姿を故郷に待つ親に見せてあげてほしい。
沢山の思い出話しを持って、故郷に帰られることを心から願っています！
頑張れ新入生！！
